
沖縄の病院・診療所で働きたい!そんな看護師・准看護師さんはとても多いと思います。
この記事では、沖縄県内のお仕事を探している看護師さんに向けて、
へき地医療の元・採用担当者がどんなところで苦労して医療従事者を確保していたか、をレポートします。

この記事を読んでほしい看護師さん
- 沖縄での生活に関心がある!
- 近い将来沖縄に移住を考えている!
- 次の勤務先は決まっているが、少し期間があいている
- 退職予定だが、次の勤務先を探し中
- ちょっとビーチでのんびりしたい!
(補足情報)離島・へき地、沖縄ではけっこう准看護師さんのニーズも多いです!

ぜひ参考にしてください。
参考:沖縄県の看護師・准看護師の就業状況
沖縄県が公表している「第7次沖縄県医療計画の進捗評価」によると、平成28年末現在の就業看護師数は14,732人、准看護師数は4,145人で、人口10万対の比率では全国値を上回っています。
宮古、八重山地方では全国値を下回っていますが、総じて看護師が極端に不足している地域ではありません。
第7次沖縄県医療計画の進捗評価結果について (出典:沖縄県保健医療部医療政策課企画班)
離島・過疎地の医療行政担当者のおしごと

業務の概要
・某県の地方公務員として、人口3,000人の離島で島唯一の診療所運営に2年間従事。
・その間、看護師・薬剤師・放射線技師等、医療従事者の慢性的な人員不足に頭を悩ませる。
私が赴任していた離島の診療所は、看護師・薬剤師・放射線技師・検査技師・・・すべての医療従事者が慢性的に不足していました。

誤解がないように言いますと、なんとか定員は確保できている状態です。
長期休暇や産休・育休、島外への研修など、あらかじめ欠員が予想できる範囲の対応を主にしていました。
急な欠員はどうにもなりませんでした。
そもそも人口が3,000人の離島なので、医療従事者は島外からの募集に頼るしかありませんでした。正職員(公務員待遇)を募集しても集まらず、島外に広告を出しても目に触れることもありません。
(現在のようにWebでの情報発信の方法もあったかと思いますが・・・その当時はそんなノウハウもありませんでした)
診療所の事務長としては、医療従事者が不足したことが原因で発生した医療事故が起こったら、担当としてだけでなく、自治体・行政としての責任を問われかねません。
また、ありがちですが、従事者の採用について、医師・看護師長さんからのプレッシャーも相当なものでした。
そのため、時には補正予算を組んでまで、一年中手が空いている看護師さんを募集し、探していた感じでした。
広報のため島外で移住者招致のイベントを開いたり、移住費用を助成したり・・・いろいろな策を試してみました。
それでも、あまり目立った効果はなく、自前でできることに限界を感じましたね。
このように、離島や過疎の自治体の医療行政担当者は、日々医療従事者の人材確保にかなりの労力を割いているのが実情です。
(だからといって、看護師ならだれでもいいってわけではないです・・・一応の選考基準がありますが・・・ぶっちゃけ、誰でもOKのときもあります('_') )
外部の派遣サービスを頼るしかない
自前で医療従事者が確保できない以上、民間のサービスも利用しないと2か月先の勤務シフトすら組むことができません。
実際にシフト表を作るのは看護師長ですが、従事者を確保するのは我々の仕事です。
当然、プレッシャーも半端ではありません。
担当者としていろいろなサービスを試行錯誤しました。離島という条件の下で、ひととおりのサービスを試してみました。
外部のサービスを利用している中で、最も採用の実績を作れ、また派遣される側とのやり取りもスムーズだったのが、ナースパワーが提供している「離島応援ナース」からの案件でした。
派遣される側の看護師さんの満足度も高く、もともと期間が定まっているため、ほとんどトラブルもありませんでした。
「離島応援ナース」のサービスは、雇用する側・される側双方に十分メリットがあります。
離島の行政担当者としては、費用面の折り合いさえつけば、確実に人材を供給してくれる点で、とてもありがたいサービスでした。
ココがポイント
ナースパワーは35年の実績。30年連続実救人数第1位。特に沖縄案件に強いです。
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「離島応援ナース」はどんなサービス?
「離島応援ナース」のサービスを、運営サイトから引用します。
「離島応援ナース」とは、離島の病院からの看護師求人募集要請により、
その役割に応じた看護師をジャストタイミングで供給し、離島医療に寄与する事です。
またそれにより看護師のあらゆるニーズに沿った転職支援を実現しています。引用:ナースパワー
離島応援ナースの5つの特徴ですが、
1.応援期間は最低6カ月です。
2.赴任費用(旅費・引越し代)は病院より支給されます。
3.諸設備付きアパート完備で身軽に赴任できます。
4.原則、訪問面接なし。
5.毎月応援手当が支給されます。
サービスの内容とおすすめできる理由については、1つのページにまとめていますので、ぜひ確認してください。
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ほとんどの離島の採用担当者は、一年中医療従事者を募集している
というわけで、離島に赴任していたころは、仕事の6~7割はいかに医療従事者を確保するか、に注力していました。
採用する側の視点に立ってみると、看護士さんの求職活動にも役立つ情報になるのではないかと思い、この記事を掲載してみました。
沖縄本島南部は少し離島とは事情が異なるかもしれませんが、県内のほとんどの地域では今でも看護師等医療従事者の人材確保に悩まされているはずです。
皆さんのお力が、その地域の医療に間違いなく役立つと信じています。
昔を思い出して書いたこの記事が、新しく始まる沖縄ライフの一助になれば、幸いです!
